弁護士に頼めば、送ったお金は戻ってくるのだろうか。頼んだら、いくらかかるのだろうか。そもそも相談に乗ってもらえるのだろうか。調べるほど法律事務所の広告やランキングが並び、どれを信じればいいのか分からなくなる。そういう状態でこのページを開いた方が多いと思います。

騙されたばかりで、誰の言うことも信じにくい。その警戒は正しいものです。この記事では特定の事務所を勧めません。制度や費用の説明は、日本弁護士連合会(日弁連)や法テラスなど、公式ページで確かめた範囲だけを書いています。リンク先でご自身でも確認できます。

読み終えるころには、次のことがご自身で判断できるはずです。弁護士に頼むと何が変わり、何が変わらないのか。ご自身の状況は依頼を考える段階か。見積もりの何を見て、相談の30分で何を聞けばいいのか、です。

弁護士を探す前に、止めておくこと

いま「出金するには先に税金や保証金を払ってください」と言われていたら、その支払いをいったん止めてください。弁護士に相談するかどうかより、こちらが先です。払っても出金できず、請求の名目が変わって続く例が多いためです。理由は「税金を払えば出金できる」は本当かにまとめています。

もう一つは記録です。相手のサイトやチャットは、ある日突然消えることがあります。弁護士に相談するときも、手元の記録がそのまま材料になります。残し方は残すべき証拠をご覧ください。

弁護士に頼むかどうかは、3つの事実で決まる

弁護士に頼んで結果が変わるかどうかは、弁護士の腕より先に、次の3つの事実で大きく決まります。

  1. 日本の銀行口座に振り込んだ分があるか。1回でも含まれていれば、使える制度があります。
  2. 相手の手がかりが残っているか。名乗った会社名や氏名、電話番号、振込先の口座名義、サイトのURLなどです。
  3. お金がいま、どこにありそうか。国内の銀行口座か、国内の取引所か、海外の取引所や個人のウォレットか。

1と2がそろっていて、お金が国内に残っていそうなほど、弁護士が動ける範囲は広がります。逆に、仮想通貨だけで海外へ送り、相手の実体が何も分からない場合は、動ける範囲が狭くなります。

弁護士だからできること

弁護士は、ご本人の代理人として相手と交渉し、裁判所の手続きを使える立場にあります。仮想通貨詐欺で関わりやすいのは、次の4つです。

振り込め詐欺救済法の手続きを支える

日本の銀行口座に振り込んだ分は、振り込め詐欺救済法の対象になり得ます。金融庁の説明では、警察と振込先の金融機関に連絡し、口座が凍結されると、残高をもとに分配金が支払われる流れです。SNS型投資詐欺やロマンス詐欺でも、預金口座への振込が使われていれば対象に含まれます。

この手続きは、弁護士に頼まなくてもご自身で始められます。費用もかかりません。弁護士に頼むと、金融機関とのやり取りや書類の準備を任せられます。ただ、それで分配される額が増えるわけではありません。

分配されるのは、凍結した時点で口座に残っている分だけです。ここだけは1日でも早いほど結果が変わります。弁護士を探すより先に、振込先の金融機関と警察へ連絡してください。制度の詳細は金融庁の振り込め詐欺救済法のページで確認できます。

この法律の対象は預金口座です。取引所やウォレットへ仮想通貨を直接送った分は対象になりません。銀行振込と仮想通貨の両方がある方は、2つを分けて整理してください。

弁護士会照会で、相手の情報を求める

弁護士法には「弁護士会照会」という制度があります。弁護士が受任している事件について、所属する弁護士会に申し出て、会社や団体に必要な事項の報告を求める仕組みです。振込先口座の名義人の情報などを求める場面で使われます。

照会をかけるのは個々の弁護士ではなく弁護士会で、必要性と相当性を審査したうえで行います。日弁連は、照会を受けた側には回答すべき法的義務がある、と説明しています。一方で、協力が得られない例もあることを日弁連自身が認めています。

注意したい点が2つあります。一つは、使えるのは事件を受任した後だということです。相談だけの段階では使えません。もう一つは、海外の事業者には実務上届きにくいことです。制度の説明は日弁連の弁護士会照会のページにあります。

相手と交渉し、訴訟を起こす

相手が特定できれば、返金を求める通知を送り、交渉できます。応じなければ、訴訟で支払いを求めることになります。これは弁護士でなければ代理できない領域です。

ただし、判決を得ても、相手に財産がなければ回収はできません。訴訟は「相手が誰か」と「相手の財産がどこにあるか」の両方が分かって、はじめて意味を持ちます。

仮差押えで、財産を動かせなくする

相手の財産が国内にあると分かっていれば、裁判の前に仮差押えを申し立てる道があります。相手がその財産を動かせないようにする手続きです。

申し立てには、相手と財産の特定が必要です。担保(保証金)を求められるのが一般的で、その額は事案ごとに裁判所が決めます。見込みや必要な額は、相談の場で具体的に聞いてください。

弁護士でもできないこと

ここは期待しすぎないでいただきたいところです。よく期待されることと、実際のところを並べます。

期待されがちなこと

実際のところ

海外にいる正体不明の相手を訴える

訴える相手が確定できなければ、訴訟そのものを始められません

ブロックチェーンで追った先の持ち主を突き止める

送金の流れは追えても、アドレスの持ち主はチェーン上の情報だけでは分かりません

海外の取引所に凍結を命じる

日本の弁護士に、海外事業者への強制力はありません。応じるかは相手次第です

引き出された後のお金を取り戻す

凍結が間に合わなければ、戻す対象そのものがなくなります

仮想通貨の送金を取り消す

確定した送金は、原則として誰にも巻き戻せません

依頼すれば必ず返金される

弁護士は結果を保証しません。保証をうたう話には注意が必要です

つまり、「弁護士に頼む=取り戻せる」ではありません。送金の取り消しについては送った仮想通貨は取り消せる?、「回収」という言葉の中身は「回収」は誰が何をするのかで詳しく分けています。

依頼する意味があるケース・動ける範囲が狭いケース

ご自身の状況に当てはまるものを数えてみてください。どちらが多いかで、弁護士に何を期待できるかの見当がつきます。

依頼を検討する意味があるサイン

  • 日本の銀行口座に振り込んだ分がある
  • 振込先の口座名義や、相手の会社名・氏名が分かっている
  • 相手が国内の会社や個人で、所在地や連絡先に実体がありそう
  • 国内の取引所に資金が入ったことが分かっている
  • 被害額に対して、費用を払っても見合う見込みがある
  • 同じ相手の被害者がほかにもいると分かっている

相談しても動ける範囲が狭いサイン

  • 仮想通貨だけで送り、銀行振込が一度もない
  • 相手はSNSの表示名だけで、会社名も口座も分からない
  • 送り先が海外の取引所や、持ち主の分からないウォレットだけ
  • 被害から長く経ち、資金はすでに移されていそう
  • 被害額が小さく、費用のほうが大きくなりそう

範囲が狭くても、相談する意味が残るとき

下のサインが多くても、相談が無駄になるとは限りません。たとえば、送金の流れを調べた結果、資金が国内の取引所に入っていたと分かることがあります。その場合は状況が変わります。

また、いま受けている「回収します」という勧誘が信用できるか、契約書を見てもらう使い方もあります。依頼しなくても、法律相談だけで判断材料が得られることはあります。

費用は何に対して発生するのか

弁護士費用に決まった定価はありません。日弁連は、費用は個々の弁護士が基準を定める仕組みだと説明しています。そのため事務所ごとに金額が違います。比べるときは金額そのものより、何に対していくらかかるのかを見てください。

日弁連の規程では、弁護士は報酬の基準を作って事務所に備え置くことになっています。依頼前に申し出れば、見積書を作るよう努めるとも定められています。受任するときは費用を説明し、原則として委任契約書を作ります。見積もりを求めるのは、失礼なことではありません。

費用の内訳

名目

いつ・何に対して

見ておく点

法律相談料

相談そのものに対して

初回無料の事務所もある。時間単位かどうか

着手金

依頼した時点で発生

結果にかかわらず返ってこない

報酬金

事件が成功に終わったとき。一部成功も含む

何を「成功」とし、何を基準に割合をかけるか

実費

印紙代、郵送料、記録の謄写費用、交通費など

着手金とは別に請求されるのが一般的

日当

出張などで時間を拘束されたとき

遠方の裁判所や出張が入るか

費用の種類は日弁連の「弁護士費用について」でも確認できます。

「着手金無料」「完全成功報酬」の読み方

着手金が無料でも、実費や日当は別に請求されることがあります。その分、報酬金の割合が高めに設定されていることもあります。どちらも、それ自体が不当というわけではありません。

見るべきなのは、「成功」が何を指しているかです。実際に手元へ戻った額なのか。相手が支払いを約束した額なのか。口座が凍結された額なのか。基準によって、同じ結果でも報酬金が大きく変わります。

もう一つは、途中でやめたときの扱いです。委任契約は途中で解除できます。そのとき、それまでの作業分をどう精算するかは契約書に書かれているはずです。

見積もりで聞く質問リスト

見積もりの場で、次の質問をそのまま読み上げて構いません。

  1. 回収できなかった場合、合計でいくら払うことになりますか
  2. 着手金の対象はどこまでですか。交渉だけか、訴訟や仮差押えも含みますか
  3. 報酬金は、何の額に対して何パーセントですか
  4. 実費と日当は、だいたいいくらを見込めばいいですか
  5. 海外の相手や取引所が関わる場合、別に費用がかかりますか
  6. 途中で解約した場合、いつの時点からいくら発生しますか
  7. 見積もりを書面でいただけますか

1の答えを濁される場合や、その日のうちの契約を求められる場合は、保留にして構いません。

委任契約書で読む4か所

日弁連の規程では、委任契約書に書くべき事項が決まっています。契約の前に、次の4か所を自分の目で読んでください。

  • 依頼する仕事の内容と範囲。交渉だけか、訴訟までか
  • 報酬の種類・金額・計算方法・支払時期
  • 途中で契約を解除できること
  • 途中で終わった場合の精算方法

見つからない箇所があれば、どこに書いてあるかを質問してください。契約書を事前に見せてもらえない場合は、その時点で止めて構いません。

法律事務所の広告・ランキングサイトの見方

「仮想通貨詐欺 弁護士」で検索すると、法律事務所の広告や「おすすめ事務所ランキング」が上位に並びます。広告を出すこと自体は問題ではありません。ただ、広告は見せたい面を見せるものです。次の点を確かめてから読んでください。

  • 順位の根拠が書かれているか。何を比べて1位なのか。掲載料で順位が決まる形ではないか
  • サイトの運営者は誰か。法律事務所か、広告会社か、それ以外の業者か
  • 「解決実績◯件」「返金率◯%」の分母。相談件数のうちか、依頼件数のうちか。「解決」に何を含めているか
  • 担当する弁護士の氏名と所属弁護士会。サイト上で確かめられるか
  • 「必ず」「全額」と言い切っていないか。弁護士は結果を保証できません

分母の書かれていない割合は、比べる材料になりません。相談窓口のように見えて、実際は弁護士ではない業者が受け付けている形もあります。最初に話す相手が誰なのかは、確かめておいてください。

相談を断られる理由と、断られたときに聞くこと

相談や依頼を断られると、「自分のケースは見込みがないのか」と受け取ってしまいがちです。ただ、理由はそれだけではありません。

  • 相手が特定できていない。請求する先が決まらず、手の打ちようがない
  • 費用倒れになる。回収できそうな額より、かかる費用が大きいと判断された
  • その事務所が仮想通貨の事件を扱っていない。分野の問題で、見込みの問題ではない
  • 利益が相反する。すでに関係者からの依頼を受けているなど
  • 海外が絡み、国内の手続きでは届かないと判断された

断られたときは、次の2つを聞いておくと、その相談が無駄になりません。

  • 「今の段階で、自分でやっておいたほうがいいことはありますか」
  • 「どんな事実が分かれば、もう一度相談する意味がありますか」

証拠の残し方や、先に出しておく届け出を教えてもらえることがあります。一つの事務所に断られても、別の事務所や法テラスで見立てが変わることもあります。

費用をかけずに相談できる場所

依頼するかどうかを決める前の相談なら、費用を抑えられる窓口があります。番号と受付時間は、2026年10月時点で公式ページに載っているものです。

窓口

内容

連絡先

法テラス(日本司法支援センター)

収入と資産が基準内なら、同じ問題について1回30分、3回まで無料の法律相談。原則予約制

サポートダイヤル 0570-078374(平日9時〜21時、土曜9時〜17時)

弁護士会の法律相談センター

おおむね30分の相談。相談料は地域や内容により5,500円前後が目安

ひまわりお悩み110番 0570-783-110

消費者ホットライン

弁護士ではないが、契約や勧誘のトラブルとして相談できる

188

警察相談専用電話

事件として扱うかどうかの前段階の相談

#9110(緊急時は110番)

法テラスの無料相談の条件と流れは、法テラスの案内ページで確認できます。0570で始まる番号や188は、通話料がかかります。

法テラスの費用立替制度

依頼すると決めたあとも、費用の負担を抑える道があります。法テラスには、弁護士費用の立替制度があります。対象は着手金と実費で、原則として実費だけの立替はできません。

条件は3つです。収入や資産が一定基準以下であること。勝訴の見込みがないとはいえないこと。制度の趣旨に適すること。審査には、通常2週間程度かかります。

立て替えてもらった費用は、月ごとの分割で返します。事件で金銭を受け取った場合は、原則としてそこから一括で精算します。詳しくは法テラスの費用立替のQ&Aをご覧ください。

窓口ごとの違いと回る順番は、仮想通貨詐欺の相談先まとめと5つの相談先の比較で整理しています。

相談の30分を無駄にしない準備

法律相談は30分前後のことが多く、説明だけで終わってしまいがちです。次の3つを用意しておくと、時間の大半を「これからどうするか」に使えます。

1. 時系列のメモ

いつ、どこで相手と知り合い、何を勧められ、いつ送金したか。出金を申し込んだ日と、断られた理由。これを1行ずつ書きます。手書きで構いません。

相手が名乗った名前は、本名と決めつけずに「表示名」と書きます。分からない日付は「9月上旬ごろ」で大丈夫です。すべて揃っていなくても、相談はできます。

2. 送金の一覧

送金1回ごとに1行で、次の項目を並べます。銀行振込と仮想通貨の送金は、行を分けてください。

項目

書くこと

日時

振込明細や取引所の履歴に出ている日時

方法

銀行振込か、仮想通貨か。どの取引所から送ったか

金額・数量

円の金額。仮想通貨なら通貨名と数量

送金先

振込先の銀行名・口座名義。仮想通貨なら送金先アドレスの全文

記録

仮想通貨なら取引ID(TXID)の全文とネットワーク名

名目

相手に何の費用と言われたか(入金、税金、手数料など)

この一覧があれば、最初の数分で取れる手段の見当がつきます。

3. 聞きたいことのリスト

相談の場では緊張して、聞きたかったことを忘れがちです。先に紙に書いておき、最後に見返して漏れを確かめます。

  • 私の状況で、弁護士に頼むと何ができますか。何ができませんか
  • 銀行振込の分について、自分で先にやっておくことはありますか
  • 依頼した場合の見込みと、回収できなかった場合の総額はいくらですか
  • 今届いている「回収します」という連絡は、信用してよいものですか
  • 依頼しない場合、ほかにどこへ相談すればいいですか

相談の場での使い方

最初に、時系列のメモと送金の一覧を渡してしまいます。口で一から説明するより早く、正確です。そのうえで「今日はこれを知りたい」と、目的を一文で伝えます。

その場で依頼を決める必要はありません。言われたことをメモし、持ち帰って考えて大丈夫です。

「弁護士を紹介します」と近づく相手、弁護士を名乗る相手の確かめ方

被害のあと、「提携の弁護士を紹介します」「弁護士と組んで回収します」という連絡が届くことがあります。すべてが問題とは限りません。ただ、被害者に回収をうたって近づく二次被害には、消費者庁も注意を呼びかけています。

契約の前に立ち止まる形

  • 弁護士ではない業者に、紹介料や手数料を先に払う形になっている
  • 担当する弁護士の氏名と所属弁護士会が、契約前に分からない
  • 被害を知らないはずの相手から、向こうから連絡が来た
  • 「必ず取り戻せる」「今日中に決めないと間に合わない」と言われる
  • 秘密鍵、シードフレーズ、認証コード、画面の遠隔操作を求められる

弁護士法は、弁護士でない者が報酬を得る目的で、法律事件の代理や和解、その周旋を業として行うことを禁じています。弁護士でない業者が「交渉して取り戻す」とうたう場合は、慎重に考えてください。個別の判断は、法テラスや弁護士会で確かめられます。

弁護士の実在を自分で確かめる手順

  1. 相手から、担当弁護士の氏名と所属弁護士会を聞きます。
  2. 相手が送ってきたリンクは使わず、ご自身で日弁連の「弁護士をさがす」を開きます。登録しているすべての弁護士の基本情報が載っています。
  3. 氏名で検索し、所属弁護士会と事務所が、聞いた内容と一致するかを見ます。
  4. 連絡するときは、相手が教えた番号ではなく、検索結果の事務所の連絡先を使います。

名前が実在していても、その弁護士が本当にこの件を担当しているかは別の話です。実在の弁護士の名前を勝手に使う例もあるため、4の確認まで行ってください。二次被害の手口は返金・回収をうたう連絡に注意と契約前に確認する5つの危険サインにまとめています。

よくある質問

仮想通貨詐欺は、弁護士に頼めば取り戻せますか

取り戻せるとは限りません。見込みは、銀行振込の有無、相手を特定できるか、資金が国内に残っているかで大きく変わります。銀行振込の分は、振り込め詐欺救済法の手続きをご自身で始められます。

仮想通貨詐欺の弁護士費用は、いくらくらいかかりますか

決まった定価はなく、事務所ごとに異なります。着手金・報酬金・実費・日当に分けて見積もりを出してもらい、「回収できなかった場合の総額」を必ず確かめてください。収入と資産が基準内なら、法テラスの無料相談や費用の立替制度も使えます。

投資詐欺で弁護士に断られました。もう打つ手はありませんか

断られる理由は、費用倒れや取り扱い分野の違いなど、見込みとは別のこともあります。断られた理由と、いま自分でできることを聞いておいてください。警察や188への相談、別の事務所や法テラスでの相談など、次の手はあります。

相手が海外の取引所です。弁護士に頼む意味はありますか

日本の弁護士に、海外の事業者への強制力はありません。ただ、日本の銀行口座や国内の取引所を経由した部分があれば、そこは国内の手続きで扱える可能性があります。まず、お金がどこを通ったかを分けて整理してください。

家族に知られずに弁護士に相談できますか

弁護士への相談に、家族の同席や同意は必要ありません。弁護士には守秘義務があります。連絡方法や郵送物の扱いに希望があれば、最初に伝えておくと配慮してもらいやすくなります。

「弁護士を紹介する」という業者は信用できますか

紹介料を先に求める形や、担当弁護士の名前が契約前に分からない形なら、立ち止まってください。担当弁護士の氏名と所属は、日弁連の「弁護士をさがす」でご自身で確かめられます。連絡は、検索結果の事務所の連絡先から行います。

暮らしの相談所は弁護士を紹介してくれますか

特定の事務所の紹介や仲介は行っていません。当相談所は有志による非営利の団体で、相談は無料です。弁護士に何を聞けばいいか、どの窓口に何を持っていくかを、一緒に整理することはできます。

最後に

弁護士に相談するかどうかを決める前に、銀行振込が含まれているかと相手の手がかりが残っているかの2つだけ確かめてください。この2つで、取れる手段がかなり絞れます。相談に行くなら、時系列のメモと送金の一覧を持っていけば十分です。

読んでも決められなかったときは、決められないままで構いません。何から話せばいいか分からない状態で来ていただいて大丈夫です。匿名で、費用もかかりません。当相談所では、仮想通貨に詳しいエンジニアが状況の整理をお手伝いします。送ったお金がその後どこへ移ったかを調べる簡易追跡調査も、期間限定で無料で行っています。弁護士に持っていく材料をそろえる段階でも、使っていただけます。