調査・作成日:2026年10月3日
Instagramの広告やDMを入口に、LINEの個別アカウントや投資グループへ移動させ、暗号資産や個人名義口座への送金を求める相談が続いています。広告が配信されていた事実や、プロフィールが整っていることは、投資先の安全性を証明しません。
結論:InstagramからLINEへ移された時点で投資判断を止める
公開情報だけで個別の広告主を犯罪者と断定することはできません。しかし、Instagram上の広告やDMから外部のLINEへ移動させ、そこで投資助言、口座開設、暗号資産送金を指示する流れは、金融庁が注意を呼びかける典型的なパターンと重なります。担当者の肩書、成功者の投稿、利益画面を安全性の根拠にせず、業者登録と運営法人を独立した公式情報で照合してください。すでに送金を求められている場合は、判断を急がず、広告URL、アカウントID、DM、LINE招待リンクを保存します。
金融庁が示す偽広告から入金までの流れ
金融庁の注意喚起では、SNS上の偽アカウントや偽広告が著名人の写真等を無断利用し、広告やURLのクリック後にLINEグループや詐欺サイトへ誘導する手口が説明されています。グループ内では複数のアカウントが利益を得たように見せ、参加者に入金を促す場合があります。その後、利益が出たように装い、高額入金後に連絡が取れなくなったり、出金時に手数料や税金を追加請求されたりする流れです。今回保存した金融庁画面は、この確認項目を一次情報として示すものです。


広告・プロフィールで最初に保存する情報
広告は配信終了やアカウント停止で見られなくなるため、投稿全体、広告主名、プロフィールURL、ユーザーID、掲載日時、クリック先URLを一続きで保存します。著名人の写真がある場合でも、本人の公式サイトや認証済みアカウントから同じ告知が出ているか別経路で確認します。フォロワー数や過去投稿は購入・転載・乗っ取りで作れるため、単独の証拠にしません。DMで届いた投資説明、担当者名、電話番号、メール、LINEのQRコードも後から照合できるよう残してください。

LINEグループ内の成功談を第三者証拠にしない
グループ内で多くの参加者が同時に利益報告をしていても、運営側が複数アカウントを使って演出している可能性を排除できません。投資先と利害関係のない公的登録簿、正規事業者の公式発表、契約書面で裏付ける必要があります。講師、先生、アシスタント、顧客役が役割分担し、質問に答えながら入金を急かす場合もあります。個別チャットに移った後で、他の参加者に相談しないよう求められたら危険度が上がります。
個人名義口座・暗号資産ウォレットを指定されたら
投資サービスへの入金先として、毎回異なる個人名義口座や、説明のない暗号資産ウォレットを指定された場合は送金を止めます。振込先名義と契約主体が一致するか、暗号資産なら通貨・ネットワーク・送金先アドレスを誰が管理するかを確認します。銀行口座から暗号資産へ支払方法を切り替える理由、国内取引所で購入したUSDT等を外部へ送る理由も書面で求めます。相手が遠隔操作で取引所口座を開設させる場合は、画面共有を切って取引所へ連絡してください。

少額出金できても安全の証明にはならない
最初の数千円や数万円だけ出金させ、信用を得てから入金額を増やす手口があります。一度出金できた事実は、その後の高額資金も返還される保証ではありません。残高表示はサイト運営者が変更でき、実際の市場取引や分別管理と連動しているとは限りません。次の入金を判断するときは過去の利益ではなく、運営法人、登録、契約条件、資金保全、正式な出金規約を確認します。「今だけ」「枠が埋まる」と急かされた場合は時間を置いてください。
出金時の税金・保証金・信用回復費に注意
出金申請後に、税金、保証金、マネーロンダリング審査料、信用スコア回復費、操作ミス修復費などを先払いするよう求められた場合、追加送金で出金できる客観的根拠があるか確認します。請求主体、計算式、規約上の条項、納付先が説明されず、個人口座や指定ウォレットへの送金だけを迫るなら支払わないでください。画面上の残高から差し引けない理由も重要な確認点です。借入れや家族名義での送金を勧められた場合は緊急性が高い状態です。
すでに送金した場合の証拠保存と連絡先
銀行振込は振込明細、名義、支店、口座番号、日時、金額を保存します。暗号資産送金は取引所名、通貨、数量、ネットワーク、送金先アドレス、TXIDを記録します。LINEのトークは相手名と日時が入る形で書き出し、広告から送金までの時系列を一枚にまとめます。利用した銀行・暗号資産交換業者へ早めに不正送金の疑いを伝え、警察相談専用電話#9110、消費者ホットライン188等へ相談します。返金を保証する回収業者による二次被害にも注意してください。

相談時に伝える5項目
相談先には、①広告を見た日時と場所、②広告主とLINEアカウント、③案内されたサイト・アプリ、④送金先と送金記録、⑤現在求められている追加費用を伝えます。スクリーンショットは編集前の原本を保管し、説明用コピーを作ると安全です。相手をブロックする前にプロフィールや招待リンクを保存し、同じパスワードを使った場合はメール、SNS、取引所の順に変更して二要素認証を設定します。
まとめ:広告の見栄えより登録と送金経路を確認
Instagram上で広告が表示されたこと、DMが丁寧なこと、LINEグループで利益報告が多いことは安全性を裏付けません。外部LINEへ移動した時点で、勧誘者から離れた経路で運営法人と登録を確認してください。出金のための追加費用を求められている場合は支払いを止め、広告、会話、URL、送金記録を保存します。暮らしの相談所では、相談前の資料整理と時系列作成をお手伝いします。返金や資金回収を保証するものではありません。 広告を見つけた段階では、画面上部のアカウント名だけでなく、プロフィールを開いた後のURL、ユーザー名、自己紹介、外部リンク、広告であることを示す表示を保存します。ストーリーズ型広告は短時間で消えるため、端末の画面録画を使う場合も通知や個人情報が映り込まないよう確認してください。著名人や投資家の写真が使われている場合は、画像検索の結果だけで本人関与を断定せず、本人の公式サイトから投資案件の告知があるかを確認します。 DMでは、相手が最初に送った挨拶からLINE移動を提案した部分までを連続して保存します。途中だけ切り取ると、どのアカウントから誘導されたのか説明しにくくなります。LINEへ移った後は、グループ名、参加人数、管理者、講師、アシスタント、送金を指示した人物を分けて記録します。相手がメッセージを削除する可能性があるため、重要な指示はその日のうちに保存します。 投資サイトへ登録した場合は、ログインURL、登録メール、ユーザーID、残高画面、入出金履歴、規約、会社情報を保存します。アプリの場合は、アプリ名、アイコン、配布URL、開発者名、インストール日時、要求された権限を記録してください。公式ストア外のファイルや構成プロファイルを入れた場合は、追加の端末被害も想定し、通信を切って安全確認を行います。 送金資料は、銀行振込と暗号資産を同じ表に混ぜず、それぞれの項目で整理します。銀行は口座名義・金融機関・支店・口座番号、暗号資産は通貨・ネットワーク・アドレス・TXIDが基本です。円から暗号資産を購入した場合は、円の入金、購入、外部送金を三段階で追えるようにします。相手が指定した内容と実際に操作した内容を並べると、指示者との関係を説明しやすくなります。 相談前には、最初の接触、LINE移動、サイト登録、初回入金、利益表示、出金申請、追加請求の順で時系列を作ります。感情や推測と、画面・記録で確認できる事実を別欄にすると、警察や金融機関が状況を把握しやすくなります。広告プラットフォームへ報告するときも、広告URL、遷移先、スクリーンショットを添えます。相手から新しい担当者や回収業者を紹介されても、同じグループの可能性を考え、追加の本人確認資料や手数料を渡さないでください。 資料を保存した後は、広告の内容と相手の説明に矛盾がないか確認します。広告では元本保証をうたい、LINEでは元本保証ではないと説明するなど、表示が変わることがあります。契約前の説明と利用規約が一致しない場合は、その差をスクリーンショットで残してください。相談先へ渡す資料には、家族や第三者の個人情報を必要以上に含めず、原本と共有用コピーを分けます。公開投稿で相手を断定的に非難すると調査や相談へ影響する場合があるため、まず公的窓口と利用した金融機関へ事実を共有します。アカウントが消えても、保存したURLやID、振込先、ウォレットは照合材料になります。広告の再表示を待って追加操作をせず、現在ある資料から相談を始めてください。 Instagram投資詐欺に関する確認結果は、2026年10月3日時点の公開情報と保存画面に基づきます。ページの更新、アカウントの削除、規約変更が起きる可能性があるため、相談時には自分が実際に見た日時と画面を伝えてください。相手の説明を推測で補わず、確認できた言葉、金額、URL、送金記録を分けて整理します。資料の一部がなくても相談は始められます。残っている記録から時系列を作り、追加送金や新しい個人情報の提供を止めることを優先してください。 Instagram投資詐欺の関係者を名乗る人物から、確認作業や返金手続きのために再度連絡が来ても、その人物が最初の勧誘者と無関係だとは決めつけません。新しい電話番号、メール、SNSアカウント、振込先を追加資料として保存し、相談中の金融機関や警察へ共有します。相談先を選ぶときは、所属、所在地、契約内容、費用、できることとできないことを確認し、「必ず解決する」という保証だけで依頼しないでください。
確認した一次情報
- https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/sns.html
- https://www.npa.go.jp/bureau/sosikihanzai/tokusyusagi/SNSmouke_tyuui.html
固定参照先として、千羽リサーチ、株式会社データプロ、BlockTrace Japan、Crypto Lab Insightの4サイトも2026年10月3日に確認し、論点抽出に使用しました。記事本文・画像・図解は転載せず、暮らしの相談所の独自表現で構成しています。
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